「病気(怪我)になってしまった為に、離職してから何年も仕事をしていない。それでも再就職なんてできるのだろうか?」

「30代の間に転職しようと思っていたが、40代になってしまった。」や、「40代、50代での転職なんてできるのだろうか?」

何かしらの理由があってブランク期間がある場合や、中高年の転職や再就職には不安を持っている人がとても多いです。

確かに、「どうしてそんなに仕事をしない期間があるの?」や、「どうして長く務めた会社を辞めてまで再就職するの?」なんて思うことや、言われることも少なくないですよね。再就職を希望する会社での面接でも、これらの質問はよくあります。

アルバイトではなく正社員を雇うというのは、会社側にも意味があります。『長く働いてくれる人』を求めているからです。もちろん他にもいろんな意味がありますが、ここでは『長く働いてくれる』ということだけに注目してお話しますね。

休みたい時に休めて、辞めたい時に辞めれるアルバイトではなく、この会社に定年を迎えるまで居座る人を求めて募集するのが正社員です。言い方を変えますと、『辞めない人』を求めており、それがつまり『長く働いてくれる人』となるのです。

だからですよね。ブランクがあったり、年齢が高くなる程に再就職が不安になるんです。「またすぐに辞めなきゃダメになるんじゃないの?」とか、「(50代半ばの方などの場合)今から正社員として雇っても10年も働けないしな…。」などと、会社側も不安になる人材でもあるんですね。

ですが、ブランクがある人も、転職しにくくなると言われている30代後半~50代の方でも、再就職をしている人はたくさんいます。確かに、実際にブランクや年齢が原因で採用されない、場合によっては面接すらしてくれないこともあるかもしれません。でも、決して諦める必要も、不安になる必要もないんですよ。

私、とある役職をお持ちのお偉い様方数名とお話をする機会がありました。実際に面接を行い合否を決める役もされている方々です。ちなにみ私もアルバイトの方の面接を担当していた時期があります。そんなメンバーでの赤裸々なお話です。

「若い子を雇えばいいってもんじゃないよね!」というのが、実際に面接をしている人たちの意見なんですよ。

確かに、若い子を雇い、1から教え込むことで将来的には最高な人材に成長することも多いです。でも、正直なところ、使い物にならないということも多いのが現実。社会の厳しさについてこない人も居ますし、正社員の自覚を持てない人も多いことは、たくさんの会社で悩まれていること。

「若い子の可能性と、社会人としての実績のある人、同時に面接に来たら悩むよね。若い子を採用しても長く続かないなんて経験をしてきた面接官は特に、中高年の採用を検討する可能性も高いと思う。その職の経験者なら特にね。」なんて意見もありました。

「ブランクはその理由や、これからどうするかの意気込みによるかな?怪我してたけど完治したとかなら問題はないわけで、他の理由でブランクになっていたとしても、今後ここで頑張る!という気持ちが伝われば真剣に検討しますよ。」という意見も。

ブランクがあっても、年齢が高くても、絶対に大丈夫とは言えませんが、少なくとも「それでも真剣に採用を検討するよ!」という会社はたくさんあります。あなたの良さ、あなたの真剣さ、あなたの意欲を強く主張することが大切ですね。きっと採用されます。頑張りましょう!