失業等給付金を貰う為には、あまりに多くのアルバイトをすることはできません。また、失業等給付金は今までのお給料よりも少し少なくなってしまいますし、アルバイトの内容や収入によっては、失業等給付金から引かれてしまうこともあります。

失業等給付金にプラスして、ある程度のアルバイトをし、それなりの収入を保つことができれば良いのですが、なかなかそうもいかないんですよね…。

「そんなことを言ってる場合かよ!」とアルバイトに明け暮れるという選択も良いでしょう。ただ、再就職を目指すという点において、あまりにアルバイトに入り過ぎるもの問題です。面接に行く時にシフトに入ってしまっていてはどうでしょう?面接の結果の電話に出れないというのも、働く意思がないと見られてしまうこともあります。

「いつでも面接に行けます!」、「いつでも連絡が取れます!」、「いつからでも働けます!」というのが、再就職にはとても大切なのかもしれません。となれば、やはり失業等給付金と、ちょっと足しになる程度のアルバイトが限界かもしれません。

奥様がパートをしてくれている、親や親戚などが助けてくれる、そんな状況でなければ生活困難になってしまう可能性も捨てきれません。助けてくれる人が居たとしても、扶養範囲で働いている奥様の収入だけでは到底足りないことも多いでしょうし、親や親戚の人だっていつまでも援助を続けれるわけではないでしょう。

毎月1万円を借りるのとは訳が違います。場合によっては家賃や光熱費、携帯電話代などなど、今まで収入で賄ってきたもの、金額にすれば10万円以上、家族が多ければ20万円以上の援助が必要になってくる可能性もあるんです。いくら家族でも助け切れないことも考えられます。

そこで、みなさんに知っていて欲しい制度があります。平成27年より『生活困窮者自立支援制度』というものが始まりました。とっても分かりやすくいいますと、生活保護の間のお助け制度です。生活保護とまでいかなくても良い人、今だけ助けてあげればなんとかなりそうな人などの為の制度です。

なんでもかんでも助けてくれるわけではありません。例えば家賃。家賃を支払えなければ住むところがなくなってしまいますよね。再就職が決まるまでの間だけ、家賃を補助してくれます。ネットカフェに住んでいるなどであれば、一時的な住居を用意してくれます。正直、家賃って1番大きいことも多いので、ここだけでも助けて貰えると、全然助かってくると思います。

厚生労働省のHPに詳しく書かれていますので、1度検索してみてくださいね。また、市役所や福祉センターなどでも相談を受け付けていることが多いです。各県や市町村によって、援助の内容や条件、金額などは様々なので、ここでは紹介することができません。是非、問い合わせてみてください。

何かしらの助け船は出してくれると思いますよ。ちなみに、私の家族が離職した時にも相談には行ってみたのですが、家賃は4万円助けていただけるというお話を受けました。私にも収入がある為、全額ではなかったのですが出してくださると言ってくれた時は安心しましたね。

実際にはすぐに再就職が決まってくれたので、何も援助してもらわずに済んだのですが、最初のお給料が貰えるまでは、お役所様から何度かお電話があり、「お米や野菜の物資援助もできるから困ってるならおいでね!」と言ってくださったんです。

意外に知らない援助があるかも!?です。市町村ならではの援助もあります。1度、相談だけでもしておくと安心ですよ。