あなたは、『どうして今の仕事を辞めたいと思っていますか?』

あなたは、『どうしてせっかくの正社員を辞めてしまったのですか?』

あなたは、『どうして新たに就職がしたいと考えているのですか?』

この3つの質問、とても単純で当たり前のことですが、これから再就職を目指すあなたにとって、とっても重要なテーマとなります。

絶対とは言い切れませんが、次の就職希望先への面接に行った時、聞かれる可能性の高い3つの質問です。この答えによっては、答え方によっては、合否に影響が出てくることもあるでしょう。それだけ重要なテーマです。

まず、1つ目と2つ目の質問。『辞める(た)理由』です。

会社の倒産、リストラなど、逃げようのない仕方のない理由もあるでしょう。これは場合によっては恥ずかしい思いをすることもあるかもしれません。自分がリストラの対象になってしまったなんて言いたくないかもしれません。

ですが、この様な理由は正直に話すべきです。完全な会社都合による離職は、「私はずっとここで働き続けるつもりだったのに!」という説得を、何も言わずして伝えてくれる力があります。「辞める意思はなかった」というのは、新たな会社でも頑張って働き続けてくれるという見込みを感じさせることができます。

では、「仕事がキツかったから」や、「給料が少ないから」などという理由だとどうでしょうか?「ここに再就職をしても同じように言って辞めていくのだろうか?」という不安を与えてしまいますよね。

もちろん、本当にこの様な理由で離職したのなら、それは正直に伝えても良いですが、伝え方に注意をしましょう。

「残業はないと聞いていたが、ほとんど毎日残業ばかりで、その日の内に帰宅することができない日々が続いていた」という理由であれば、単に仕事がキツかったという理由よりも納得がいきますよね。

「大幅な給料カットがあり、上がる見込みがなかった」や、「家族が増えたので今の収入では不安があり、スキルアップをしたいと思った」という理由であれば、単に給料が少ないという理由よりも納得です。

次に3つ目の質問。『どうして再就職をするのか』です。これは『どうしてこの会社を選んだの?』という聞かれ方も多いでしょう。

これも単に「働きたいから」や、「働かないとダメだから」なんて理由では印象はあまり良くありません。そんなのは誰もが思っている当然な理由でしかないからです。「ウチじゃなくてもどこでも働けたらいいんでしょ?」と思われたら終わりです。

離職した理由が懲戒解雇の場合、いわゆるクビですから何かしら自分に悪い理由があるわけです。そこで、「また働きたいから」なんてムシが良過ぎる話なんですね。

ちなみに懲戒解雇は正直に申告しなければ経歴詐称になります。認めた上で「心を入れ替えて頑張るのです!」というアピールがとても大切ですね。

会社都合や自己都合で離職した場合は、「資格や経験を生かした仕事がしたい」や、「前の会社よりここの会社の方が私は活躍できる!」というような、再就職をして、会社側からすれば、あなたを受け入れて、「何かしらのメリットがあるぞ!」という印象を持たせれるような理由が欲しいですね。

嘘をつけとか、大袈裟に言えという意味ではありません。「辞めたかったから」「働きたいから」なんて簡単すぎる理由ではなく、本当にどうしてなのかというのを、大きく細かく伝えてほしいのです。

その為に、まずは辞めた理由と再就職をする理由、これらをしっかりと見直しておきましょう。