離職するのも再就職するのも、何をするのも個人の自由です。あなたがそうしたいと思ったのなら、そうするしかなかったのなら、それはそれで仕方のないことですし、悪いことでもありません。ただ1つ、離職・転職・再就職をするあなたに分かっていてほしいことがあります。

仕事を辞めるのも、再就職先を探すのも、面接を受けるのも、全ての行動を起こすのはあなた自身です。もしかしたら誰も口出しをする権利もないのかもしれません。

ですが、離職・転職・再就職、どれにおいても、あなただけの問題じゃないことの方が多いと思います。誰にも負担をかけていませんか?迷惑をかけていませんか?心配をかけていませんか?絶対と言ってもよいのではないでしょうか?少なからず誰かに何かしら…。

特に一家の大黒柱として働いてくれていたお父さん、子供は居なくとも養うという立場にいた旦那さん。必ず奥様は心配しています。少なからず負担が増えています。

ハッキリ言いますね。「実家に帰らせていただきます!」ということになっても変ではない状況なんです。奥様があなたの傍にまだ居てくれているなら、一緒に再就職を待って寄り添ってくれているなら、それほど有難いことはないんですよ。

「妻は何もしていない!」、「貯金があるから当分は大丈夫!」なんて余裕をぶっこいでいると、後で痛い目に合うかもしれませんよ(笑)

場合によっては奥様がパートに出るようになった、働く時間を増やしてくれたなど、目に見える負担を受け入れてくれていることもあるでしょう。

再就職に集中できるように、家事を相変わらず全てこなしてくれたり、貯金が底をつきそうでも一生懸命に節約をして、「まだ余裕だよ!」という顔をしてくれているなど、あなたには負担を気付かれないように気遣ってくれていることもあるでしょう。

正直に言いましょう。あなたは「大丈夫!すぐに再就職して元の生活に戻るんだから、誰にも迷惑かけてない!」なんて思っているかもしれませんが、奥様などの家族からすれば、「いつ再就職できるか分からないから、今度どうやってやりくりをすれば良いのだろうか?」という不安でいっぱいなんですよ。

すみません。なんだか責めるようなことを言ってしまっていますが…。1人でやっているつもりでも、1人じゃないことを忘れないで欲しいのです。

1番は当然、さっさと再就職を決めてくれるほど有難いことはありません。これほど安心できることはないです。ただ、これはどれほど頑張っても、時間がかかる時はかかります。それはそれで仕方のないことです。

あなたの再就職を支えてくれている奥様(配偶者)には、些細なことでも構いません。必要以上に無駄に言っても構いません。抵抗があるなら気が付いた時にたまにでも構いません。『ありがとう』って言ってあげてください。何がありがとうが分からなくても言ってあげてください(笑)それだけで救われるものですよ。

他にも金銭面の援助など、生活を助けてくれる親などのご家族が居たり、就職先を一緒に探してくれたり紹介してくれる友人などもいるかもしれません。ついつい自分が必死で、なんだか周りが助けてくれるのが当たり前のようになってしまいがちですが、そうじゃないですよね。

自分が追い込まれて必死な時ほど、周りの人への『ありがとう』の気持ちを忘れないように、できることなら伝えれるようにしましょう。あなたを応援してくれている人なのですから…。