失業等給付金は毎年8月1日に見直しがされている様子ですが、基本的にはそこまで変わらないかな?といった様子。今まで貰っていたお給料よりも少ないのは確実です。実際にどれくらい貰えるのかを見てみましょう。

失業等給付金は離職直前6か月間の給料で決められます。これを基準にし、失業等給付金の日額を決めます。ちなみに、1か月は30日で計算をします。例として、毎月20万円稼いでいたとしましょう。

『20(万円)×6(か月)÷180(日)=6,666円』が今までのお給料の日額という計算になりまして、この日額の80%が失業等給付金の日額になります。つまり、日額は5,332円になりますので、1回の失業等給付は159,960円ということになります。

なお、失業等給付金の日額は今までの収入の日額の45%~80%が支給されます。上記の例では80%支給で計算したのですが、収入が多かった人ほど、この支給の%は低くなります。

上記の場合、お給料の日額が6,666円ですよね。この日額が4,580円までの人は80%支給なのですが、それ以上の人は(上記の例も含まれます)%を減らされる可能性はあります。また、どんなに収入がよかった人であっても、失業等給付金の日額の上限が7,000円前後と決まっておりますので、それ以上を貰える見込みもありません。

実際の収入や年齢により、ハローワークで決められますので、金額についてはおおよそで考えてくださいね。

上記の例で言うと、失業等給付金は約16万円。失業等給付金の最大日額7,000円で貰ったとしても約21万円。正直なところ、この金額だけで生活ができるでしょうか?

実際、私の家族が離職した時、失業等給付金の日額が約6,000円で月に約18万円という決定が出たんです。その瞬間の私の意見なのですが、「思ってたより貰えるんだ!それだけあればなんとかなるんじゃない?」という簡単なものでした。だって、もっと数万円程度だと思ってたんです。だから意外に多いんだなという印象。

単純過ぎる思考の持ち主の私は、18万円もあれば切り詰めれば生活できると思っていました。でも、ここには落とし穴があります!まだ失業等給付金を受け取る前、給付制限期間にそのことに気が付いた私は、「いや、そんなことよりやっぱり早く再就職を頑張ってくれたまえ!」という意見に変更することになります。

それは…、「福利厚生とかいうやつ、すっかり忘れてた!(笑)」ということ。手取りで18万のお給料と考えれば、まぁなんとかなるんですよね。ですが、額面で18万円と考えるとどうでしょうか?

例えば、社会保険に加入していた正社員の頃とは違い、自らの負担で国民健康保険に加入しなければ「保険証がない!病院行けない!」というパニックに陥るのです。他にも年金とか、○○保険料とか、何かしらお給料から引かれていたものが、ここに来て現金で支払わなければどうにもならないという事実に突き付けられます。

単純に生活をするだけと考えれば、意外にもなんとかなるものなのですが、今まで当たり前のように勝手にお給料から引いてくれていたものの請求、ここまで頭は回っていませんでした。

「福利厚生ってやっぱ必要!給料引き考えた人、天才!」、これが今の私の意見です(笑)

あくまでも再就職までの繋ぎ資金でしかない失業等給付金。これだけに安心してしまうのはダメだと思います。頑張って再就職をし、福利厚生の整っている安心できる環境を取り戻せるように…もう1度言いますね!頑張りましょう!!